MacのOSXでのpdf作成
Macをお使いの方用に、OSXのみでPDFファイルを作成する手順を説明します。
PDF作成前には、PDF化する本の
全ページ(表紙を含む)のJPG画像を用意します。
JPGデータは全て画像サイズを統一する必要があります。
ここではipadでの表示が容易なサイズとして以下の数字を
推奨します。
(横)768 pixel ×(縦)1024 pixel
必ずしも推奨数字にあわせる必要はありませんが、
画面サイズは全ページで必ず統一することが望ましいです。
JPGのファイルサイズの合計がそのままPDFのファイルサイズに
反映されるので、画像の画質を確認しながらなるべく小さい容量
のjpeg画像を作成して下さい。
上記の768pixel×1024pixelの画像の場合、JPGのファイルサイズは
グレースケールかカラーを問わず大体300Kbyte以下に修まると
思います。
Photoshopをお使いの方がJPGを小さく作成するには
「ファイル」メニューの「Webおよびデバイス用に保存」を
用いると便利です。
全ページのJPG画像をOSXの標準装備アプリケーションの
「プレビュー」で表示して下さい。
サイドバーのアイコンをドラッグすることで、ページの順番を
入れ替えることができますので、本に編集したい順番にページを
並べて下さい。
画像を並べる作業が完了したら、
プレビューの「編集」メニューで「すべてを選択」を
選択して下さい。
プレビューの「ファイル」メニューで
「選択したイメージをプリント」を選択して下さい。
通常お使いのプリント画面が表示されるはずです。
この画面の「用紙サイズ」の選択ウィンドーの
「カスタムサイズの管理」を用いて
「pdf出力」という用紙サイズを作成して下さい。
「pdf出力」の用紙サイズはPDFの容量に影響しません。
寸法の数値は適当でいいですが、縦横比だけはJPG画像と同じ
になるよう設定して下さい。
ここでは横を11.43cm 縦を15.24cmとしています。
「プリントされない領域」はPDF作成には不要ですので
上下左右、全てを0.00cmとして下さい。
用紙設定が完了したら、「PDF▼」の選択メニューを表示し
「PDFとして保存」を選択して下さい。
保存画面が表示されます。
ファイル名、タイトル、作成者名 などを
任意に指定して下さい。
PDFファイルが指定のフォルダーに作成されます。
これで電子書籍は完成です。
完成したPDFをipadに移送してみました。
上記の768pixel×1024pixelのデータの場合、
上下左右ともスキマなく全画面に画像が表示されます。
pdfを右綴じ&見開き表示できるアプリ(「bookman」等)で
表示しますと、見開きの画面もこのように表示できます。